ペーパーバックの数が増えていく TEXT+PHOTO by 片岡義男

31 男から男へと口移しで

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 アメリカの雑誌『プレイボーイ』に連載された「パーティ・ジョーク」を、何冊ものペーパーバックにまとめたものだ。いまでも連載されていると思う。累計は膨大な数だろう。パーティで男から男へと口移しで伝承されていく、性的な意味合いを大きくもった、笑いを誘うひと口話だ。日本語だと艶笑小咄だろうか。お色気コント、ピンク・ジョークなど、時代によって言いかたは変化した。いまはもう絶滅した領域だろう。
 五冊だけ見つけ出すことが出来たので、その五冊を写真に撮った。すぐあとで一冊、手に入れることが出来た。古書店の店の外に出してある棚で見つけた。二百円。東京の古書店の店先で、いまでもこのようなペーパーバックが、一冊にしろ手に入ることに感銘を受けた僕は、一冊増えて六冊になったのも、写真に撮ってみた。五冊と六冊では撮りかたを変える必要があった。
 ジョークとともに、『プレイボーイ』に掲載されたカートゥーンも、収録してある。「パーティ・ジョーク」のキャラクターとも言うべき、黒いストッキングの女性が、本文のなかにさまざまな姿態で登場する。この女性を描いたのはリロイ・ニーマンだ。
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 雑誌『プレイボーイ』はプレイボーイ・プレスという出版部門を作り、そこからこの『パーティ・ジョーク』のようなペーパーバックを刊行した。雑誌にとってひとつの柱であったいくつもの読み物で構成した、『ザ・ポケット・プレイボーイ』というペーパーバックも出版された。何号まで出たか僕は知らないが、第二号があったのでそれも紹介しておこう。水着ないしはそれに類した服装の美人が、その体で作ってみせる「バニー」の、きわめて標準的なタイプが、表紙を飾っている。一九七三年のペーパーバックだ。
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by yoshio-kataoka | 2006-08-21 11:41





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